スペシャリティーコーヒー、あんこに合うのはどのような種類の豆か？名古屋のスペシャリティーコーヒー店が解説

スペシャリティーコーヒー、あんこに合うのはどのような種類の豆か？名古屋のスペシャリティーコーヒー店が解説

こんにちは、名古屋のスペシャリティーコーヒーセレクトショップ、Z/X coffee新栄です。

今回は、スペシャリティーコーヒー、あんこに合うのはどのような種類の豆か？について解説します。

あんこ（特にこしあんや粒あん）に合うスペシャリティコーヒーの豆を選ぶ際は、あんこの持つ甘みやコクを引き立て、調和させる豆を選ぶことがポイントです。あんこには、ほどよい酸味やチョコレート系のフレーバーを持つコーヒーが特に合います。以下、あんこに合うコーヒー豆の産地や特徴を詳しくご紹介します。

1. グアテマラ産のコーヒー豆

グアテマラは、スペシャリティコーヒーの中でもチョコレートやナッツのような風味を持つ豆が多く、あんこの持つ甘みやコクとよく調和します。

グアテマラ・アンティグア：アンティグア地域のコーヒー豆は、チョコレートやキャラメルのような濃厚な甘みと、スムースな口当たりが特徴です。あんこの甘さと組み合わさると、口の中でまろやかなハーモニーが広がり、優雅で落ち着いた味わいを楽しめます。

グアテマラ・ウェウェテナンゴ：ウェウェテナンゴ産の豆は、ダークチョコレートやナッツ、ほのかなシトラスの酸味を持つことが多く、あんこの甘みとバランスが良いです。控えめな酸味があんこを引き立て、重すぎない組み合わせになります。

2. ブラジル産のコーヒー豆

ブラジルのコーヒーは、ナッツやキャラメル、カカオのような風味を持つ豆が多く、しっかりとしたボディがあんこのコクにマッチします。甘みが穏やかで、苦味が少なく飲みやすい点も特徴です。

ブラジル・サントス：サントスは、ナッツやミルクチョコレートの風味が特徴で、あんこの甘みと相性が良く、なめらかな飲み口です。ほのかなカカオのニュアンスが感じられ、あんこにぴったりの味わいです。

ブラジル・ブルボン：ブルボン品種の豆は、丸みのある甘さとナッツのような風味が特徴で、あんこの甘さを柔らかく引き立てます。しっかりとしたボディと甘みが、あんこの風味と相性抜群です。

3. コロンビア産のコーヒー豆

コロンビアのコーヒーは、甘みと酸味のバランスが良く、フルーティーでスムースな風味があんことよく合います。特に、キャラメルやナッツ、チョコレートの風味が感じられる豆が多く、和菓子と相性が良いとされています。

コロンビア・スプレモ：スプレモグレードの豆は、チョコレートやキャラメルの風味が豊かで、控えめな酸味があんこの甘さと絶妙にマッチします。全体的に飲みやすい味わいで、あんことのバランスが良いです。

コロンビア・ナリーニョ：ナリーニョ産の豆は、滑らかでミルクチョコレートやキャラメルの甘さが特徴です。あんこを邪魔せず、甘みを引き立てながらも、少しの酸味がアクセントとなり、洗練されたペアリングが楽しめます。

4. エチオピア産のコーヒー豆（ウォッシュドプロセス）

エチオピアは、華やかでフルーティーな風味が特徴ですが、ウォッシュドプロセス（洗浄式）のエチオピア産コーヒーは、フローラルで控えめな酸味を持ち、和菓子の甘さと相性が良いです。あんこの繊細な甘みを壊さずに引き立ててくれます。

エチオピア・イルガチェフェ（ウォッシュド）：イルガチェフェのウォッシュドプロセスの豆は、フローラルで紅茶のような風味を持ち、和菓子の優しい甘みと相性が良いです。あんこに合わせることで、甘さと香りが引き立ち、軽やかで上品なペアリングになります。

エチオピア・シダモ（ウォッシュド）：シダモのウォッシュド豆も、透明感のある味わいで、ジャスミンや柑橘のほのかな酸味が感じられます。甘みがありつつもすっきりした後味が、あんこの甘さとバランスをとり、しつこさがありません。

5. インドネシア産のコーヒー豆（マンデリン）

インドネシアのマンデリンは、重厚感のあるボディと独特のアーシーな香りが特徴です。あんこの甘みや風味が強いものともよく合い、特にしっかりとしたコクを求める方におすすめです。

インドネシア・マンデリン：マンデリンは、スパイシーで土っぽいアーシーな風味と、濃厚なボディが特徴です。あんこの甘さに負けないコクがあり、あんこと合わせることで、深い味わいが楽しめます。また、少しビターなチョコレートのような風味もあるため、あんこの甘みがより引き立ちます。

6. パプアニューギニア産のコーヒー豆

パプアニューギニアの豆は、アーシーでチョコレート系のフレーバーが特徴的で、あんこの甘みに寄り添う味わいを持っています。柔らかい酸味とほどよい甘さが、和菓子とのペアリングに最適です。

パプアニューギニア・シグリ：シグリ農園で生産される豆は、アーシーな香りと滑らかな口当たりが特徴です。あんこの濃厚な甘みと合わせることで、豊かな風味が引き立ち、上品な甘さが広がります。特に、こしあんと組み合わせると絶妙です。

7. イエメン産のコーヒー豆

イエメン産のコーヒーは、独特のフルーティーさとスパイシーさが特徴で、ドライフルーツのような風味も感じられ、あんことのペアリングに一味違った深みを与えます。

イエメン・モカマタリ：モカマタリは、ダークチョコレートやドライフルーツ、スパイスの風味が豊かで、あんことの相性が良く、特にこしあんの滑らかな甘みと合います。複雑なフレーバーが重なり、独特な余韻が楽しめます。

おすすめのペアリングの楽しみ方

あんことコーヒーのペアリングには、いくつかの楽しみ方があります。

あんこの種類に合わせてコーヒーを選ぶ：

こしあんには、エチオピアやグアテマラ、パプアニューギニアのように、スムースでやわらかな甘みを持つ豆がよく合います。

粒あんには、ブラジルやマンデリンのようなコクのあるしっかりとしたボディの豆が適しており、濃厚なあんこの食感とよく調和します。

アイスコーヒーやエスプレッソ：

アイスコーヒーにすると、コーヒーの酸味が際立ち、冷たいあんことの相性が楽しめます。

エスプレッソと合わせると、少量で濃厚な味わいが楽しめ、あんこの甘みがさらに引き立ちます。

和菓子と一緒に：

あんみつやどら焼きなど、和菓子の一部としてあんこが使われているものと合わせると、和洋折衷のペアリングを堪能できます。甘みが強い和菓子には、酸味の少ないスムースなコーヒーが相性良いでしょう。

まとめ

あんこに合うスペシャリティコーヒー豆としては、チョコレートやナッツ、キャラメル系のフレーバーを持つグアテマラやブラジル、マンデリンなどが特におすすめです。あんこの甘みとバランスをとるように、濃厚で深みのある豆を選ぶと、和と洋の味覚の調和が楽しめます。あんこをさらに引き立てるペアリングを楽しむために、自分の好みに合わせた豆を選んで試してみてください。

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To pair with the sweetness and richness of anko (sweet red bean paste), choosing specialty coffee beans with complementary flavors like mild acidity or chocolate notes is ideal. Here’s a breakdown of the best coffee beans to bring out anko’s delicate flavor:

1. Guatemalan Coffee

Flavor Notes: Chocolate, caramel, smooth body

Suggested Varieties:

Antigua: Rich in chocolate and caramel flavors, it harmonizes with anko’s sweetness, creating a smooth, elegant blend.

Huehuetenango: Known for hints of dark chocolate and nuts with a touch of citrus acidity. The restrained acidity complements anko’s sweetness without overpowering it.

2. Brazilian Coffee

Flavor Notes: Nutty, cocoa, mellow acidity

Suggested Varieties:

Santos: Smooth with milk chocolate and nutty undertones, pairing wonderfully with anko’s sweetness and richness.

Bourbon: With a round, nutty sweetness, Bourbon beans provide a balanced body that enhances anko’s flavor.

3. Colombian Coffee

Flavor Notes: Balanced acidity, caramel, chocolate

Suggested Varieties:

Supremo: Offering a balance of chocolate and caramel, this bean complements anko’s taste while adding a smooth, easy-drinking quality.

Nariño: With milk chocolate and a hint of caramel, Nariño’s subtle acidity enhances anko’s flavors without overwhelming them.

4. Ethiopian Coffee (Washed Process)

Flavor Notes: Floral, tea-like, subtle acidity

Suggested Varieties:

Yirgacheffe (Washed): Known for floral and tea-like notes, it pairs beautifully with the subtle sweetness of anko, creating a delicate, refreshing pairing.

Sidamo (Washed): With gentle jasmine and citrus hints, Sidamo’s clarity balances anko’s sweetness for a refined finish.

5. Indonesian Coffee (Mandheling)

Flavor Notes: Earthy, full-bodied, complex

Suggested Varieties:

Mandheling: Earthy with a bold body and hints of spice, this bean’s depth balances well with the richness of anko, creating a robust flavor experience.

6. Papua New Guinea Coffee

Flavor Notes: Chocolate, smooth, light acidity

Suggested Varieties:

Sigri: Known for its earthy aroma and smooth finish, Sigri complements anko, particularly koshi-an (smooth anko), with its refined taste.

7. Yemeni Coffee

Flavor Notes: Dark chocolate, dried fruit, spice

Suggested Varieties:

Mocha Matari: This bean offers rich flavors of dark chocolate, dried fruit, and spice, pairing well with anko’s subtle sweetness, especially in koshi-an.

Suggested Pairing Styles

Choose Coffee Based on Anko Texture:

Koshi-an (Smooth): Goes well with smooth and floral coffees like Ethiopian or light-bodied Guatemalan.

Tsubu-an (Chunky): Best with full-bodied, nutty beans like Brazilian or Indonesian.

Iced Coffee or Espresso:

Iced Coffee: Highlights the acidity and cool balance when paired with anko.

Espresso: Concentrated flavor enhances anko’s sweetness, especially in desserts like dorayaki.

With Traditional Japanese Sweets:

Pairs beautifully with wagashi (traditional sweets like an-mitsu or manju) for a unique blend of Japanese and Western flavors.

Summary

For pairing with anko, beans with chocolate, nut, and caramel flavors like those from Guatemala, Brazil, or Mandheling are excellent choices. These beans provide depth and balance, enhancing the harmony between anko and coffee for a refined, satisfying experience. Experiment with different beans to find the best combination to suit your taste and enjoy a delightful East-meets-West pairing.